はじめに
Cheer Families On!「ちあふぁみ!」の活動目標
「ちあふぁみ!」とは、2020年8月に神奈川県立こども医療センターの小児がん診療に携わる医療スタッフが中心となって立ち上げたプロジェクトで、「Cheer Families On!(家族を応援する!)」の略称です。
神奈川県立こども医療センターは、全国に15か所ある「小児がん拠点病院※1」の一つです。小児がんセンターには、白血病をはじめリンパ腫、脳腫瘍、神経芽腫、骨肉腫などさまざまな小児がんを克服するために、神奈川県を中心に関東や全国各地からお子さんたちがお集りになり、長い間入退院を繰り返しながらの治療を頑張っています。その数は年間約100人に上ります。
小児がんの闘病は、お子さんはもちろんのこと、お父さんやお母さん、きょうだい、おじいちゃん、おばあちゃんなどご家族が一丸となって、これまで送ることが出来ていた当たり前の生活を取り戻すために頑張っています!
「ちあふぁみ!」では、こうした困難な状況に置かれた小児がんのお子さんとそのご家族の闘病生活をあらゆる面からサポートすることを活動の目的としています。そして、この活動をお子さん達の地元の方たちと一緒に取り組んでいけると、とても素敵だなと考えています。なぜなら、小児がんのお子さんたちやご家族は、一時的に入院生活を頑張った後、それぞれが暮らしている地元地域に必ず戻っていくからです。
「ちあふぁみ!」では、同じ地域に暮らす人たちが支え合える環境作りを、支援者のみなさんと一緒に応援していきたいと思っています。あなたのすぐお近くにお住まいの方も神奈川県立こども医療センターで小児がんの治療を行っています。
一人でも多くの方が「ちあふぁみ!」メンバーとして、このプロジェクトに参加してくださることを心からお待ちしています!
小児がんの子どもと家族が置かれている状況を知ってください!
子どもたちはお母さんやお父さん、きょうだいと離ればなれになり、夜も一人で眠ります。
でも体調が良ければ1、2泊自宅や「リラのいえ」で家族と過ごすことができます。
院内学級があり、保育士さんもいますが、慣れ親しんだ地域の学校や保育園・幼稚園には通えず、友だちと遊んだり学んだりすることができません。
手術や抗がん剤治療で血液が足りなくなり、体力を維持するために頻回の輸血が必要です。
手術の痛みに耐えなければならず、抗がん剤や放射線の治療では、副作用のせいで吐き気や脱毛、発熱などの症状も起こります。
家族が病院に毎日通うための交通費が必要です。自宅が遠い人には病院の近くに宿泊する費用もかかります。
治療費以外の出費も負担となりますし、お母さんは看病があるから仕事に時間を割けない場合もあります。また、仕事をお休みしたり、辞めなければいけないこともあります。
お母さんは看病で生活が不規則になり、食事の栄養が偏ったり十分に睡眠が取れなかったりします。
お父さんは家でお留守番をしてくれるきょうだいの世話や家事と仕事を行わなくてはならず、闘病生活にも費用がかかります。
きょうだいも、入院中の患者さんや、看病で不在がちのお母さんに会えない寂しい気持ちを我慢してくれています。
院内学級があり、保育士さんもいますが、慣れ親しんだ地域の学校や保育園・幼稚園には通えず、友だちと遊んだり学んだりすることができません。
毎年2500人の子どもが小児がんを発症し
1万6000人の子どもと家族が闘病しています!
小児がんは15歳以下の子どもに起こるがん(悪性腫瘍)です。大人のがんに比べると患者数は少ないものの、全国で年間2500人の子どもが新たにがんを発症し、1万6000人近くの子どもとご家族が小児がんと闘っています。手術、抗がん剤、放射線などの治療は自宅から遠く離れた専門施設で行われることがほとんどで、約半年から1年にわたる入院生活を余儀なくされます。また、入院治療が終わっても外来での抗がん剤治療や定期的な外来受診、検査入院などが続きます。
CTやMRIの検査に行くとき、ストレッチャー(ベッド)で移動します。ハンドルがついているバスみたいな乗り物なら楽しい気持ちになれて検査も嫌じゃなくなる。
手術の朝、マジックテープが付いた手術着に着替えます。キャラクター柄の手術着だったら、勇気がもっと湧いてくるのに!
点滴や治療の合間に屋上に行きます。滑り台やブランコ、サッカーゴールやストラックアウトが置いてあって、それで遊べたらいいなあ。
入院している友だちと小児病棟のプレイルームでクレーンゲームをしたい!
ボランティアの人が来てくれるイベントが楽しみ。その日は早く起きて、ご飯も早く食べて薬もちゃんと飲んで待っているよ。もっといっぱいイベントをやってほしいなあ。
手術の朝、マジックテープが付いた手術着に着替えます。キャラクター柄の手術着だったら、勇気がもっと湧いてくるのに!
子どもたちのご家族に聞きました!
「あったらいいな」こんなサポート
ソファベッドがあって横になれる個室の休憩室があると看病の疲れが取れるので有難い。
看病の合間にホッとできる小さなカフェがあるといいなあ。
病室で付き添っている間、きょうだいを預かってくれる保育室がほしい。
病院にキッチンカーが来て、栄養満点のお弁当がテイクアウトできると嬉しい。
医療保険が使えない検査や治療の費用サポートがあると経済的に助かる。
病院にキッチンカーが来て、栄養満点のお弁当がテイクアウトできると嬉しい。
医療保険が使えない検査や治療の費用サポートがあると経済的に助かる。
「寄付金で応援する」
神奈川県立こども医療センターでは、1995年に患者さんのご家族からの寄付金を基に「かながわ県立病院小児医療基金」を設立しました。「ちあふぁみ!」の活動へのご寄付は、こちらの小児医療基金(寄付金控除あり)までお願いいたします。寄付の方法は、クレジットカードによる引き落とし、金融機関でのお振込みの2種類がございます。また、WEBフォーム、郵送、Emailの3つの方法で寄付のお申込みを受け付けています。
小児医療基金への寄付金控除が受けられますが、より手続きを簡素化できる「ちあふぁみ!」の口座(寄付金控除なし)への直接のご寄付も受け付けております。直接の振りこみをご検討いただける方は、口座番号をお知らせしますので、下記までご連絡ください。
「ちあふぁみ! cheer.families.on@gmail.com」
皆様からお預かりした寄付金は(2021年11月20日追記)
① きょうだい支援の絵本プレゼントプロジェクト(ご支援いたただい方へ)
(絵本プレゼントは神奈川県立こども医療センターに入院中の小児がん患者さんのごきょうだいに限定しております)
② 「リラのいえ」に長期滞在者へのご支援
③ 啓もう活動(ポスターやリーフレット作成、HP運営費用(デザインは自前です!))などに活用させていただいております。
クレジットカードで寄付する
クレジットカード寄付フォーム(外部リンク)を開き、必要事項をご記入のうえ、お申込み手続きを行ってください。
その際、寄付目的欄に「ちあふぁみ!」とご記入ください。
※対応できるクレジットカード:VISA、マスターカード、JCB、AMERICAN EXPRESS、ダイナーズクラブカード
WEB寄付申込フォーム(外部リンク)を開き、必要事項をご記入のうえ、お申込み手続きを行ってください。
その際、寄付目的欄に「ちあふぁみ!」とご記入ください。
当センターの担当者がお申込み内容を確認後、ご記入いただいたメールアドレスまたはご住所にお振込みのご案内を郵送させていただきますので、指定の金融機関にご納付ください。お振込みを確認しましたら、郵送で領収書をお送りさせていただきます。
寄付申込書(PDF)をダウンロードしてプリンターで印刷し、必要事項をご記入のうえ、郵送でお申込み手続きを行ってください。折り返し、ご記入いただいたご住所にお振込みのご案内を郵送させていただきますので、指定の金融機関にご納付ください。お振込みを確認しましたら、郵送で領収書をお送りさせていただきます。
【寄付申込書 郵送先】
〒232-8555 神奈川県横浜市南区六ツ川2-138-4
神奈川県立こども医療センター 経営企画課 小児医療基金担当者 宛
寄付申込書(外部リンク)をダウンロードして必要事項をご記入のうえ、Emailに添付してお申込み手続きを行ってください。折り返し、Emailでお振込みのご案内をお送りさせていただきますので、指定の金融機関にご納付ください。お振込みを確認しましたら、郵送で領収書をお送りさせていただきます。
その際、寄付目的欄に「ちあふぁみ!」とご記入ください。
【寄付申込書 Emailアドレス】
kcmc-kifu@kanagawa-pho.jp
直接の振りこみをご検討いただける方は、口座番号をお知らせしますので、下記までご連絡ください。
cheer.families.on.thanks@gmail.com
WEB寄付申込フォーム(外部リンク)を開き、必要事項をご記入のうえ、お申込み手続きを行ってください。
その際、寄付目的欄に「ちあふぁみ!」とご記入ください。
当センターの担当者がお申込み内容を確認後、ご記入いただいたメールアドレスまたはご住所にお振込みのご案内を郵送させていただきますので、指定の金融機関にご納付ください。お振込みを確認しましたら、郵送で領収書をお送りさせていただきます。
あなたが得意とすることでの応援をお待ちしています。どのような支援でもかまいませんので、まずはご提案ください。得意分野のご提供内容と方法についてのご相談を随時受け付けています。
「企業さまのCSR」、「(コラボ企画などによる)お店の売上金の一部を寄付」、「NPO団体さまとの協働企画」などのご支援、そして私たち医療者が思いつかないアイディアもたくさんお待ちしています。
こんな応援の方法もあります!
「病院ボランティア」で応援する
神奈川県立こども医療センターでは、高校生、大学生、社会人、主婦、シルバー世代など、さまざまな方が「オレンジクラブ 病院ボランティア」として活動しています。どんなに小さなサポートでもあなたの支えが病気の子どもと家族を勇気づけます。
「走って」応援する
「Run for Kids Yokohama」は、重い病気と闘う子どもたちの存在を広く社会に知ってもらうために神奈川県立こども医療センターの有志が立ち上げたチャリティープロジェクトです。あなたも一緒に走ってみませんか。
「リラのいえ」を応援する
神奈川県立こども医療センターの傍には、遠方から治療に訪れる患児家族のための滞在施設「リラのいえ」が開設されています。多くのボランティアの皆さまによって運営されており、継続的な支援を必要としています。
「ファシリティドック」で応援する
ファシリティドックを抱きしめることによって、お子さん達のストレスが減り、元気づけられる効果があることがわかっています。
NPO法人「シャイン・オン・キッズ」では、ファシリティドックを育成し、神奈川県立こども医療センターにも派遣してくれています。
「献血」で応援する
小児がんの治療では、手術や抗がん剤治療の際に多くの輸血を必要とします。日本赤十字社では16~69歳までの健康な方に献血をお願いしています。詳しくは、日本赤十字社のホームページをご覧ください。
当センターにも献血バスが年に数回来ています。日程が分かり次第HPでお知らせいたします。
あなたからの温かい言葉に元気づけられる人たちがいます!
小児がんの子どもやご家族、医療者への応援メッセージをください
こちらに投稿していただいた応援メッセージは、「ちあふぁみ!」のホームページや広報資料に掲載させていただく場合がございます。匿名をご希望の方、掲載を希望されない方は、その旨をご記入くださいますようお願いいたします。なお、誠に恐れ入りますが、頂戴した応援メッセージへのご返答は控えさせていただいております。
神奈川県立こども医療センターは、全国に15か所指定されている小児がん拠点病院のひとつで、それに伴い小児がんセンターが発足しました。ここでは医師、看護師のほか、多様な職種が有機的に連携しながら小児がんに関するあらゆる問題の解決に向けて対応しています。この機会に小児がんセンターの機能や活動内容をぜひ知ってください。
プロジェクトのなまえ | 小児がんの子どもと家族を地域で応援するCheer Families On! |
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ちあふぁみ! コアメンバー | ドクターやなぎまち ドクターよこすか ナースマンおかべ |
ちあふぁみ!のたんじょうび | 2020年8月3日 設立した日を毎年「ちあふぁみ!の日とします」 |
ちあふぁみ! じゅうしょ | 〒232-8555 神奈川県横浜市南区六ツ川 2-138-4 神奈川県立こども医療センター小児がんセンター内 |
ちあふぁみ! がいよう | このプロジェクトは、神奈川県立こども医療センターで小児がん診療に携わる医療スタッフが中心となって行っているボランティア活動です。神奈川県立こども医療センターの組織活動ではありませんが、センターや「リラのいえ」とも緊密に連携しながら活動を展開しています。 |
れんらくさき | E-mail:cheer.families.on@gmail.com 寄付に関することE-mail:cheer.families.on.thanks@gmail.com |
ちあふぁみ! じゅうしょ | 〒232-8555 神奈川県横浜市南区六ツ川 2-138-4 神奈川県立こども医療センター小児がんセンター内 |
どのようなささいなことにも、人を笑顔にする力があると信じています。たとえ小さなことでも、皆さまの力を合わせて、大輪の笑顔を咲かせる社会に発展することを楽しみにしています。「退かざる者は必ず進む」。私たちは前へと歩みを止めず、できることからコツコツと積み上げていきます。